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2015年 鹿島神宮

2015年は、大神神社をはじめとして、いろいろとお社を参詣させていただいている。

ただただ、参詣できることに感謝して聖なる雰囲気に浸ってくる。お願いごとはしない。

 

かねてより、気になっている神社が、鹿島神宮と香取神宮である。

ただ、交通の便で考えると、夏の炎天下に両方を参詣するのはかなりハードである。東京駅からバスでJR鹿島神宮駅まで2時間であり、実はこれが一番利用しやすい。ただ、今回はあえて電車で訪れることにした。途中の田園風景や水郷の街を見ながら、たどり着くのも旅行であろう。

 

新宿駅から、あえてNEX で成田空港第2ターミナルビルまで行き、成田にまた戻る。成田から佐原まで行き、鹿島線に乗り換える。乗り継ぎ含めても4時間かかる。4時間あれば、実は出雲大社まで行けてしまう。神宮(伊勢神宮)にも行ける。

だから、千葉・茨城の田園地帯をのんびり眺めていこうと思った。

 

有名な楼門からすぐに。絢爛豪華な拝殿本殿がある。実は、その奥に奥宮があって、300メートルほどの杉並木がつづいていた。かなり広大な丘全体が神宮であり、参詣できる部分は奥宮からさらに下る御手洗池と大黒社までのルートが一般的である。さて、境内の紹介はさておき、今回もありがたい体験をさせていただいた。

前日よりの腰痛、しかしこの日と決めていたので何とか動いていたが、成田駅からだんだん痛みが増してきた。鹿島神宮駅から神宮までの500メートルがかなりの苦痛であった。

 

ところが、神宮に入るにつれ、奥に行くにつれ痛みが消えてしまったのである。

そして、ほとんどの参詣者が、拝殿でお願いして移動していくのだが、実は、本殿とご神木が拝殿の横から見ることができる。徳川秀忠寄進の絢爛豪華な本殿とご神木。これをみて鹿島神宮の素晴らしさを体感できる。

ちなみに、鹿島神宮と江戸城皇居を結んだ直線上に、明治神宮がある。日本のレイラインはとてつもなく大きな意図で出来上がっているのである。

 

この本殿とご神木を撮影すると、深い緑色なのに、マジェンダの光が混じっている。

調べてみると、これは参詣がとても神意にそっているというお知らせであるらしい。

 

そして、奥宮から湧水が有名な池までの坂道で、昼間なのにヒグラシが大きく鳴いていた。

また、途中でクロアゲハ蝶に出逢った。実はアオアゲハかと思ったのであるが、羽の形にそって、白いS字のような、きれいな模様がついたアゲハ蝶であった。いろいろと写真を見ても珍しい模様である。

 

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鹿島神宮のご祭神は、「武甕槌大神」である。神代の昔、天照大御神の命を受けて香取神宮の御祭神である経津主大神と共に出雲の国に天降り、大国主命と話し合って国譲りの交渉を成就し、日本の建国に挺身されたという。

 

武御雷とも表記するので、わかりやすく言えば雷の神様である。境内外に摂社として、龍神社 (雨に龍) と稲生神社がある。龍は、天空と大地の空間を司る。稲生社は大地を司る。つまり、五穀豊穣のお社なのである。

よく、神棚にあるしめ縄と白い御幣、これは雲と恵みの雷雨を表象していることを合わせて考えればわかりやすいであろう。

 

さて、この稲生神社が、地図では書かれているが通りからの案内がなく、住宅地のど真ん中にある。ここまでは入らないだろうなぁという先のさらに30メートルくらいのところにあつた。さすがに心の中で、導いていただけるようにお願いして、見つけられた。参詣後、右手の草むらを、あのクロアゲハが舞っていた。あの珍しい模様が同じであった。よく見かける個体ではないので、私はこのクロアゲハが、神の使者となって、奥宮とこのお社も道案内してくれたのだと素直に感じた次第である。距離は、約600メートル離れている。

それは、ちょうど熊野本宮大社のトンボ、蜻蛉と似ている。あの時は産砂社に導いてくれた。

 

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ある方のブログを見ると、そのお社と自分の気質が相性が良いかどうかは、ご利益の出方で感じ取れるという。よく私が書き込んでいる。境内で、太陽の光が、突然雲の間から差し込んでくるとか、体調に現れるとか、かなり短期間に自分にとって都合のよい状況が生まれてくるとか・・・・聖なる存在からの、返信のサインと思しき、ご利益があるという。

 

 

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さて、帰りの私鉄の中で、参詣から約4時間後、ありがたきあることがすでに起こっていた。

私は、それを安穏と受け入れるのではなく、そういう夢を実現していく環境と条件のチャンスを用意していただいたととらえたいと思う。あとは真摯な自分の努力である。

 

それが何であるかは、今は言えない。ただ、びっくりするくらい、今回は「神社からの返信」がとにかく早い。

報告できるタイミングになったら、書き込みたいと思う。

 

2015/08/11

鹿島神宮 境内 (上)  楼門 と 
(下) 拝殿裏の本殿とご神木
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