2018 水天宮
天之御中主神が御祭神の水天宮御朱印。縁起物として福犬を授与して頂きました。 犬は多産。 竹の籠をかぶせて「笑」に似てる。また「籠(かご)」から『神様のご加護』もありますようにとの意味もあるとのことでとても嬉しくなりました。
東京に住んでいながら、安産の神様と言われるとなかなか参拝する機会がない。
姪が生まれる前に旧社殿に行ったことがある。それ以降は、近隣の小網神社に行く際に、耐震設計された土台の上に、新しい素晴らしい社殿と社務所ビルが建立され、見上げた目線の先にその檜色が目に入るので、二度程参拝した。当然のことながら、お宮参りのご家族の写真撮影をよく頼まれる。
さて御祭神は、創造神である天之御中主神である。大元の神様である。
江戸時代は、北斗七星を信仰の対象として妙見様として妙見信仰が盛んであった。
千葉神社、秩父神社と並ぶ妙見信仰の中心地である。
そして、創造神であるからこそ、神社の作りが見事に当てはまるお社かも知れない。
階段を上がると、空が明るい境内に出る。まさに母体の中であり、同時に出産後、外界に生まれてくる感覚である。よって、八木龍平先生が言う、神社の作りの記述が体感できるのである。
簡単にまとめると、
神社は母体と同じ作りになっている。。
人間は、母の子宮の中に宿り、ソウルグループの果たすべき課題を実現すべく、産道を通って生まれてくる。
人は誰でも幸せになって良いという暖かい御心の元生まれてくる。
しかし、人間世界の行動によりその魂は自然に穢れてきます。時として、仕事を生きがいにする、社会に貢献するという大義名分の元、倫理的に人の道に反して売上重視の行動をとったりと、人の魂は汚れていく。
鳥居を入り、産道である参道を通り、拝殿と本殿のいわゆるお宮に入る。
つまり、母の母体である子宮に戻る。そこで、御神体の鏡に今の自分が映ることで、本来は穢れのない魂であったはずの自分自身と向き合う時間が生まれる。
という感じである。
江戸幕府と犬。このモチーフに、可愛い福犬が重なり、お洒落な感覚の江戸庶民の妙見信仰の人気が感じ取れる。