2016年 香取神宮
香取神宮HPより。とにかく黒塗りの絢爛たるお社はかっこいいです。まるで武士がどっしりと構えているかの雰囲気を醸し出しています。凛としたエアーもあります。
大変ありがたいことに、日本の多くのお社を参詣させていただいている。もちろん、お願い事はせず、参詣できたことを感謝しお礼を申し上げてくる。健康で、参拝できる日々であることにお礼を申し上げてくるのである。
2015年は、数多くの格式の高いお社を参詣させていただいた。8/11の鹿島神宮は別記事のとおり、大変なご守護をいただいている。後に、ホロスコープでも、8/11は木星が移動する節目にあたり、ひとつの意味を持たされた日でもあった。
(私の占星学は、算命占星学、九星気学、ホロスコープを総合的に見ていく方法である。宇宙と繋がるひとつの方法としてであるけれど。)
香取神宮は、平安時代、神宮(伊勢)、鹿島神宮とならび神宮と称せられたお社である。千葉北東部に有り、JR佐原からバスかタクシー、東京駅からは高速バス直通便で70分程の位置にある。正直JRや私鉄の便は良くない。よって、いわゆる、日本のレイライン上にある大きなお社の参詣で、香取神宮だけが残っていたのである。
左拝殿画像は香取神宮HPより。
香取神宮HPによれば、出雲の国譲りの神話に話が始まる。
「 香取の御祭神経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、この神話に出てくる神様なのです。天照大神(伊勢神宮・内宮の御祭神)が日本の国を治めようとしましたが、荒ぶる神々が争い、乱れていました。 大御神は八百万神に相談すると、天穂日命(あめのほひのみこと)がすぐれた神であるということで遣わされましたが、 出雲国の大国主神(おおくにぬ しのかみ)に従ってしまったので、次に天稚彦(あめのわかひこ)が遣わされました。 天稚彦もまた忠誠の心なく、 顯國玉神(うつしくにたまのかみ)の娘の下照姫(したてるひめ)を妻として、自ずから国を乗っ取ろうとしましたが、亡くなってしまいました。
このようなことが二度つづいたので、大御神が八百万神に慎重に相談させると、神々が口を揃えて、経津主神こそふさわしいと申し上げました。 そこへ武甕槌大神(たけみかづちのかみ・鹿島神宮の御祭神)が申し出られたので、 共に出雲に派遣されることになりました。
経津主、武甕槌の二神は出雲国の稲佐の小汀(いなさのおはま)に着いて十握剣(とつかのつるぎ)を抜いて逆さに突き立て、武威を示されると 大国主神は大御神の御命令に全く異議はありませんということで、平国の広矛(くにむけのひろほこ)を受け取り、二神は日本の国を平定して、大御神の元へ復命されたのです。」
神話の世界は、なかなか難しいが、鹿島神宮と香取神宮は、神宮(伊勢)から見てもとても由緒ある位置づけであるということである。
これにより、私の神話の世界に出てくる大きな神社の参詣はひとつの形になる。実は、交通の便のこともあり、少し前までは初夏にしようかと考えていた。ただ、運気の関係で睦月のうちに参詣しようという気になり、妻も参詣することになった。
また、2015年1月から放映された、TBSドラマ日曜劇場「流星ワゴン」でも、ロケに使われたのでイメージはずっと残っていたのである。
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ここからである。行きの高速バスの2人分の往復台代金が、6200円である。
きたきたきたきたという、6 と 2 である。
帰りのバスの発車時刻は、14:26 である。
おそらく今回も意味があり、大きな時間の流れの中で守っていただいているという感覚で参詣したので、とても素晴らしい写真が撮れた。その女性的な繊細な感覚の色使いの拝殿に見せられながら、右手の御神木を撮影した写真である。太陽の眩い光と光線の関係であろうが、赤いものも写る。
多くの参拝者は拝殿の参詣ですますが、私はいつものように、横道から本殿を拝観するような位置に進んで、パワーがある三本杉までぐるりと廻り、聖域の空気に触れてきた。本殿の後ろ側は静寂が有り、まつたく空気の異なる聖域であった。
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混雑する時間帯なのに、神札授与所の巫女さんが、私にだけご参拝ご苦労様ですと声をかけてくれる。よく聞く言葉ではあるが、目の前に並んでいた10数名の参拝客には発していない挨拶である。そして、昼どきだけど、そば店も和喫茶も、いつものように必ず座れる流れになっていた。
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そして、帰りは少し早めに寒風の中バス停で待つことに。
ところが、14:26どころか、10分経っても来ない。問い合わせてみると、近辺の八坂神社から渋滞で、あと500メートルのところにいるらしいことが分かった。さらに待つこと30分、15時すぎにようやくバスが到着したのである。
後は、高速も、東京駅そばまで来ても順調に流れていく。
そして、日本橋口のバス停に差し掛かって止まりかけたとき、バス前方のデジタル時計があることもその時気付いたのだが、その数字を見て、また、ははーんと頷いてしまった。
4:26
ということで、16:26到着。渋滞に巻き込まれていたのに、そのバスは、きちんと帳尻をあわせて私の数字を見せてくれたのだ。この参詣は行くべきタイミングに、そして神が時間調整までしていただき、香取神宮の御守護をいただいた。
焦りすぎないように、自分のあるべき時間より先に行き過ぎないようにご手配いただいた参詣であった。
こういう、わかりやすい形で、大きな力に守られていることに日々感謝していきたいモノである。