大国主命 龍神 大己貴命 の関係
このテーマは押さえておかなければならない。日本国中に大国主命が神様として祭祀されている。同時に龍神も祭祀されている。大己貴命という表記もある。
ただ、とても sensitive なのは、龍神のことである。ここからは龍神に関しての記述が続く。
高級自然霊として取り上げられ、様々に描かれているが、その大元はなんなのか説明されたものは少なかった。別掲の参考書として取り上げた書籍には、その答えが書いてある。
そして、これは宇宙考古学と言われるジャンルの話しとなっていく。人類の起源は何か、1万2000年前に隕石が衝突して超古代高度文明が崩壊した、シュメールの神とされるアヌンナキ、シリウス星...などのKEY WORDSで面白いと思われた方は、掲載した参考書にあたって繙いていただきたい。
そこまでは結構という方は「高級自然霊」「高次元の知的生命エネルギー体」という表現でとどめておけばよいと思う。
高次元の知的生命エネルギー体
龍蛇信仰
出雲から島根、畿内へ勢力拡大
大物主神
大神神社
和合 融合 協調関係
古代出雲族
農耕系稲作部族
縄文系古代人
自然との共生
三輪山龍神
【模式図】
坂本政道氏の仮説プラスMDF考察
龍 竜 蛇
出雲大社
熊野那智大社
飛瀧神社
(C)MDF宇宙館オリジナル模式図
大国主命
国の大王としての固有名詞
且つ
国の最高権力者としての役職名
≦ 大物主神
大国主命の和魂
三輪山龍神
≧オオナムチ大己貴命
龍竜蛇を神とする縄文の神々
この3者の関係を、高次元の存在であるBASHAR・ダリル・アンカ氏と坂本政道氏のチャネリングを元に考察してみるとこんな感じになる。
あくまでも、私の考察である。
①自然崇拝は、天候に左右される農耕文化の中では中心的なものであり、政権とは自然を崇める祭祀権である。
②当然、各土地ごとに土着の神々がいる。
③異次元世界との交流といえば、ひとつのアクセスポイントが三輪山である。三輪山の磐座では、シリウス系のエネルギー体との交信が行われていた。
④このエネルギー体は次元の違う世界での存在で、流線型のエネルギー体であり振動している。
もとより人も振動して波動を出して同調している。このエネルギー体の波動が振動となり、空では雲、水辺で気水しぶき、火の中では炎の形として、いわゆる「龍」のお姿を見せてくれる。もとより龍のような形をもともと人が認識しているわけもなく、西洋ではドラゴン、中南米では大蛇、中国では龍として崇められた。
⑤古来三輪山には、龍が住むとの伝承がある。
⑥出雲族は、明らかに龍蛇信仰である。同時に、個人としての権力者「大国主大王」は、次の世代の「国の最高権力者としての役職である大国主命」からも、祭祀され神格化されていく。
⑦勢力拡大に伴い、出雲族は、その移住先の土着の神、縄文神を否定することなく和合してきた。
⑧出雲族の、吉野紀伊への進出に伴い、土着の神大物主神を尊重することで、大国主命の「和魂」として尊重され祭祀されることは、、国を護り統治していくうえで大切なことである。
これにより、大国主命の和魂として大神神社では大物主命が祭祀されている。
それは表象面であり、三輪山の龍神との大きな協調関係としての和合でもある。
⑨もとより、オオナムチ オホナムチとは、「ぬるぬるしたもの」という古代語である。
水神、農耕の神としての位置づけである。
⑩オオナムチは大己貴命として信仰され、全国各地で祭祀されている。特に、出雲族が京都から北陸、そして諏訪を通り、北関東から南関東に移住するにおいて、氷川神社・須賀神社として、素戔嗚尊を祭り、オオナムチを合わせて祭祀していることが多い。まさに、島根の斐伊川から、八岐大蛇伝説で治水技術を持っていた素戔嗚族、出雲族の勢力拡大を示している。
特に、松江の熊野大社や諏訪大社は、出雲大社同様しめ縄が太い。龍神そのものである。
以上により、大国主命の「和魂」ということが、まさに出雲族の融合和合の証であると思う。
そのベースは、龍蛇信仰である。そして、三輪山の龍神を頂点として、もともとの土着の竜蛇神信仰のオオナムチが、同一対象としてその後神格化されていったとみるのが、私の考察である。
*******************
また、熊野那智大社は、飛瀧神社として、オオナムチを御祭神としている。
那智瀧にも、三輪山同様、龍神がおられる。その意味では、素戔嗚尊により海側からの勢力拡大が可能となって、伊勢に落ち着いた神話とは「別の大切なお話」として伝承されており、熊野那智大社の縁起のポイントである。このことも、土着の神が明確に神格化されていっているとらえたい。
以上、古代ロマン的な考察である。
(2020/09/23改訂)