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杵築大社
東京中央線の武蔵境にある神社である。東京に住んでいても、吉祥寺には行くことがあっても、三鷹やその隣の武蔵境で降りることはなかなかない。
たまたま、東京外国語大学に行く用事があり、その際に武蔵境で大国主命を祭祀している神社としてリストアップされていたので、別の日に参拝してみた。
ところが、とても由緒のあるお社であり、嬉しい参拝となった。
もう私の記事をお読みの方はお分かりの通り、ここでもまた拝殿に向かうタイミングで大太鼓のドーンという音が鳴り響いている。
8/26振休 東京武蔵境 杵築大社参拝。徳川家光公の従兄にあたる出雲国松江藩初代藩主の松平直政公が建立したお社である。当時は子の一帯は、武蔵野の鷹狩場である。
もともと出雲大社は、明治期まで旧社名杵築大社(きづきのおおやしろ)という社名であり、藩主の出身からも杵築大社から勧請したお社である。当然ご祭神は大国主大神・事代主大神。またしても有難きことに、拝殿前に進むと大太鼓の音が三回。御祈願時間に同調した。
境内はとても広く、古来より信仰されていた大物主神の祭祀されている。
幕府の力の入ったお社という感じで、とても瀟洒で品がある。また、この土地を治めていた武家の役人が境氏であり、武蔵境の由緒となっている。
こういう関係からか、正直なところ商売とかお守の売り上げとかというレベルの話とは無縁な質素さがある。この点が、昔ながらの神社という感覚であった。
境内には富士塚もあり、江戸庶民の信仰篤き雰囲気が今も残っている。
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